シミができる原因は?
シミができる原因については、シミの種類のところでも解説をていますが、ここではさらに掘り下げてみていきましょう。
また、その原因から考えられる対策についても考えてみましょう。
シミができる原因は大きく2つ
シミが出来るには様々な原因が絡み合っていますが、一般的なシミの場合、肌の老化とメラニン色素の過剰生成の2つが主な原因として挙げられます。
肌の老化と聞くと加齢を想像するかもしれませんが、肌年齢は実年齢によって変化するわけではありません。
歳を取ってもいつまでも綺麗な肌を持っている人もいれば、生まれつき体質の問題で肌が荒れやすい人もいます。
もちろん、どんなにきちんとスキンケアをして規則正しい生活を心がけていても、肌が老化しないわけではありません。
人間の体は老いをなくすことはできないので、大概は25歳ぐらいから肌がゆるやかに老化していきます。
はじめに言ったように、肌年齢に影響する原因は実年齢以外にも様々なものがあります。
紫外線や化粧品によるダメージ、食生活の乱れ、不規則な睡眠、スキンケア不足、喫煙、栄養の偏りなども、肌年齢の老化を促進します。
そして肌が老化すると、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまい、肌の状態を健康に保つことができなくなります。
一言で言えば新しく作られる肌細胞の数が減少して、古い肌やシミを排出することができなくなってしまいます。
肌の治癒力も低下していくので、ダメージがそのまま残ってしまったり、メラニンが過剰に生成されたりして、色素沈着(シミ)が起こりやすくなります。
つまり、肌の老化を防ぐことがシミ対策には最も大切ということです。
肌が老化してしまうとターンオーバーが正常に行われなくなる、というのが一つのシミの原因です。
ターンオーバーについての詳しい解説はこちら
→肌の代謝|ターンオーバーを促進させるには
ケラチノサイトの異常で・・・
女性の悩みとなる多くのシミの原因は紫外線です。
紫外線を浴びることでケラチノサイトという物質がメラニン色素を作り出します。
このような説明ですと、メラニン色素は有害な物質というイメージが生まれてしまいますが、実はメラニン色素は細胞を守るという大切な役割があります。
肌は、皮膚の外からの刺激を受け止めて肌内部の組織を守る働きをしています。
一方で、肌を通して与えられる刺激から細胞を守ることはできません。
例えば紫外線や大気中のホコリ、アレルギーのある物質、化粧品などに含まれる成分、有害物質などに対して、肌は何もできません。
また、こする、たたくというような刺激も激しい衝撃になると危険です。
このような原因で肌細胞内部のDNAにダメージが与えられ、細胞が元の機能を失ってしまったり死滅したりということが起こります。
稀なケースではありますが、異常変異を起こすこともあるようです。
メラニン色素は細胞の周りでこれらの刺激からDNAを守り、細胞に異常が起こらないようにしています。
では何故メラニン色素は有害と思われているのでしょうか?
細胞を守るという役目を終えたメラニン色素は、本来であれば新しい細胞が生まれていくのと共にターンオーバーによって排出されていきます。
ですが、紫外線などのダメージによってケラチノサイトに異常が起こると、必要以上のメラニン色素が生成されてしまうということがあります。
通常のターンオーバーのサイクルでは排出が間に合わず、メラニン色素が肌に残ってしまうためシミとなってしまうのです。
シミ対策ってどうすればいいんだろう?
シミが起こりにくい肌をつくるにはどうしたら良いでしょう。
そのためには、生活習慣の改善とサプリメントの利用が健康的かつ本質的な方法になります。
まず、シミの原因をすべて解消することは困難です。
紫外線を全く浴びず、怪我もニキビも一つも作らないということは困難ですよね。
逆に、紫外線を浴びたり炎症が起こってしまったりしても、ターンオーバーが正常に行われていれば肌の代謝が行われ綺麗な肌を保つことができるのです。
そこで、ターンオーバーを促進して、肌年齢を老化させないようにすることが一番のシミ対策です。
肌年齢というのは肌の健康度に基づいていて、実際の生活習慣に大きく影響されます。
若くても肌年齢が高い人もいれば、40代・50代でも(60代以上でも)肌年齢がびっくりするほど若い方もいるのです。
健康的な“食事”を摂り、質の良い“睡眠”をして、“スキンケア”もすること。
基本はこれに尽きます。
ターンオーバーについての詳しい解説はこちら
→ターンオーバーを促進させるには
スキンケアは保湿を一番に考えて!
年齢を重ねた肌はもともと肌にあった潤い(水分量)が若い時に比べてどんどん少なくなってきています。
特に肌の水分を保つこと(保湿)が重要となります。
赤ちゃんとの時がピークでそのあとは減る一方。
25歳までは問題がありませんがそのあとはどんどんと急速に減り始め、30代から確実に減少していき、肌の老化が進行していきます。
肌の水分量が減ってしまうと潤いがなくなり乾燥するばかりか、しわやたるみも出ます。
そして、一見関係なさそうに見えますが、ターンオーバーがどんどん遅れるためシミにも大きな影響が出るのです。
美白化粧品についてのページにも詳しく書きましたが、とにかくスキンケアは保湿が重要。
必ずしも高価な化粧品を選ばなくていけないということではありません。
浸透がよく付けた後に肌にすっと浸み込んで、触ると肌がふっくらモチモチするような化粧水・乳液・美容液などを使って、たっぷりの量で肌に水分を与えることが重要です。
食事や睡眠にも気を付けよう
スキンケアだけではなく、食事や睡眠といった日常の生活習慣もとても重要です。
もしも不健康な食事、不規則な食事を行っている場合は注意してください。
野菜などを摂取しなかったり、必要以上に油分を嫌ったりするのはマイナス効果です。
バランスの考えられた食事をしましょう。
肌年齢を下げるには、ネバネバした食品がいいと言われています。
ネバネバした食品に含まれる「ムチン」とう成分が肌の水分量を増やしてくれます。
このムチンが含まれる食物で一般的なものは、オクラ・里芋・モロヘイヤ・納豆・なめこなどです。
また肌の乾燥の原因には「セラミドの減少」もあります。
セラミドはコラーゲン・ヒアルロン酸と一緒に肌の水分保有量を左右する大切な成分です。
これが減少するとどんなに水分を補給しようと思っても体内で保つことができずどんどん乾燥が進みます。
セラミドは化粧品などにも含まれていてそこから吸収することもできますが、食品でしっかり摂るならこんにゃく・わかめ・牛乳・ひじき・大豆などを積極的に食べていきましょう。
また、睡眠によって身体はメンテナンスされています。
肌も例外ではないため、夜更かしや寝不足はお肌の天敵と言われるわけです。
お肌のゴールデンタイム「22時から02時」というのは諸説あり、実際のところはまだわかりませんが、
これが本当ではないにしても、しっかりと睡眠をとることは肌のために(もちろん健康のためにも!)とてもに重要なことなのです。
お肌に大敵な生活習慣
水分を少ししか摂らないと肌の保湿も難しくなります。
冬にはあまり水分を取らないという方もいますが、基本的にはしっかり水分は摂るべきです。
水分を奪い取るアルコールやカフェインの摂りすぎにも注意です。
タバコも肌の老化を促進させます。
もちろん紫外線対策も重要です。
ちょっとの時間の外出でも紫外線の多い時期は日焼け止めは絶対に忘れずに。
少しの油断があとあと響いてきます。
(若い時には冬になったら消えていた日焼けの痕も消えないのが年齢肌なのです。)
とこのように一般的に「健康に過ごすこと」を心がければ肌年齢を保つことができるのです。
とはいっても難しいのが現代社会・・
健全な生活習慣を保つことで肌年齢を保ち、綺麗な肌と健康を手に入れることができます。
とは言え、生活習慣に気を使うだけでシミが無くなるのはレアなケースかもしれません(現代人はそれも中々難しいのですが)。代謝なども人により異なります。
そこで、不足してしまった栄養素をサプリメントで補給することによってターンオーバーを促進するという方法があります。
現代は医学が発展しているので、シミの制御方法なども次第に確立されてきています。
そのような知見に頼り、肌に良いとされる成分を効率良く手軽に摂ることができるサプリメントは有効な手段の一つです。
当サイトではシミ対策サプリメントを紹介しています。
乱れたターンオーバーを戻すために、ちょっとだけ近道してみるのもいいと思いますよ!