肌の代謝|ターンオーバーについて
よくシミ対策や美肌について調べていると、ターンオーバーという言葉を目にする機会が多いと思います。
ターンオーバーを促進したほうが良いと言われても、ターンオーバーって一体何なの?という疑問があると思います。
ここではターンオーバーについて解説したいと思います。
ターンオーバーの仕組みってどうなってるの?
肌は次の4つの層からなっています。
・基底層(きていそう)
・有棘層(ゆうきょくそう)
・顆粒層(かりゅうそう)
・角質層(かくしつそう)
肌細胞は基底層で作られます。
この頃は作られたてなので軟らかいですが、既にある細胞を上に押し上げて誕生します。
新しい細胞がつくられるにしたがって基底層から有棘層に上がっていきます。
有棘層は、その名の通り棘があるような形の細胞からなります。
そして、下の基底層で新たな細胞が作られるに従って分裂して細かくなりながら顆粒層へと押し上げらます。
顆粒層にある細胞は、顆粒という名からもわかるように細かい細胞になっていて、薄く肌や皮に近い状態になっています。
このようにして新しい肌がどんどん作られると、皮膚の表面に近い細胞は不要になり角質となってはがれ落ちます。
これが角質層の細胞で、所謂アカです。
全体を通してみると肌内の細胞はどんどんと作り代わっていくことで新しい肌を保っています。
新しい肌が生まれ、古い肌は捨てられていくのです。
このようにグルグルと代謝が行われていくことから、ターンオーバーは別名代謝回転とも言います。
ターンオーバーは肌細胞の生まれ変わりですから、年を取るに連れて段々と弱まっていくことがわかると思います。
ターンオーバーが弱まってしまうと新しい肌が作られるのが遅くなり、シミや傷などの治りが遅くなってしまうのです。
最近、昔に比べて傷が治りにくくなった、夏の日焼けの跡が消えないという人はそれが原因かもしれません。
ターンオーバーを促進・正常化させるには?
ターンオーバーを行うにはいくつか必要なものがあります。
傷ついていない正常な基底層、十分な栄養、水分。この三つが大切です。
まず、基底層が傷ついていたりしては新たな細胞は作られず、ターンオーバーも起こりません。
そのような理由から、重度の火傷により肌がただれてしまった場合、治療として肌の移植が必要になるのです。
また、細胞が作られるには身体と同様に栄養が必要です。
ちゃんと食事を摂っていないのに、肌だけ健康に代謝が行われるということはありません。
最後に水分量です。
人間の身体の60%は水分でできていますから、乾燥は人間にとってあまり良い状態とは言えないでしょう。
肌にとっても同じことです。
水分が少なすぎる肌は健康を害しやすくすぐに細胞が壊れてしまいます。
脂分が多すぎても水分が正常に働かないので困りますが、いわゆるコラーゲンが少なすぎる場合も肌の保湿が難しいので注意が必要です。
では、具体的にターンオーバーを促進する成分とは何なのでしょう。
ターンオーバーを促進するとされている成分は美容成分として名高いLシステインがまず挙げられます。
Lシステインは肌の再活性化を促進するアミノ酸として知られていて、サプリメントにも多く含まれています。
当サイトでおすすめしているシミサプリメントもLシステインが入っているものを選んでいます。
体の内部からシミを改善していくには、ターンオーバーの促進はとても重要なのです。
Lシステインやアスコルビン酸(ビタミンC)については次のページをご覧ください。
→Lシステイン
→ビタミンC(アスコルビン酸)